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  3. (ICF)出来ない事より出来ることに目を向けること
 ICF(国際生活機能分類)は、人の「健康」の構成要素に関する分類で、特定の個人ではなく、すべての人の「生きる全体像」を示す共通言語として、2001年5月にWHOにより、それまでのICIDH(国際障害分類)の改訂版として採択されたものです。
 ICIDHでは障害というマイナス面に主に着目していましたが、ICFでは障害を人が「生きる」こと全体の中に位置づけて、そのうえで「生きる上での困難」として理解しているところに特徴があります。
 ICFは、生活機能(プラス)の中に障害(マイナス)があるという考え方で、できないことの中にも「何ができる」のか「何をしている」のかを見つけ、それらを高く評価することで、よりよく健康的な人間の姿を見て行くというプラス思考のモデルです。
 ICFモデルの中では生活機能(心身機能、活動、参加)だけではなく、背景因子(環境因子、個人因子)も相互に影響を及ぼすものとして考えていきます。

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