皆さんは世界の平均寿命という統計を見たことがありますか。2023年の発表では日本は世界一で84.3歳、2
位はスイスで83.4歳、3位韓国と続きますが、長年、日本の首位は揺らぎないですよね。
　一方、この長寿社会の中、WHOは2000年に「健康寿命」という概念を提唱し、日本でもこの指標に着目し
始めています。つまり、健康でいられる期間を出来るだけ伸ばそうということです。生きがいをもって自分
らしく生きるためには、健康であることが欠かせないからです。
　さて、この健康寿命から要介護になる境目の状態を「フレイル」と言い、近年よく使われはじめています
。この状態を遅らす、あるいは可能な限り予防することを「フレイル予防」と言い、そのためには定期の健
診、フレイル予防の活動に参加することもさることながら、先ず社会に出ること、そして社会で出来るだけ
何らかの役割を持つことがとても重要なことも忘れないようにしたいものです