アクティビティ、現場により行事、レク、活動など様々な名で呼ばれていますが、若干の違いこそあれ、
大きく同じ括りに入ると考えてよいと思います。即ちその人の生活で普段と少し違う能力を刺激する作業活
動で、その人のQOLを高めるものであれば、アクティビティと言っていいと考えています。
　人がその生活の中でQOLを高めるためにしていることは、すべてアクティビティになり得ます。例えば、
体操、散歩、囲碁・将棋など、料理、園芸、書道、編み物、川柳、音楽（聴く、演奏する、歌う含め）等数
え上げればきりがありません。
　介護現場でアクティビティは、利用者さんの自立支援とQOLを高めるために欠かせないものですが、ゴリ
押しは逆効果になりますので禁物です。また、現場スタッフから「そんな暇がどこにある」という声もよく
聞かれますが、私に言わせれば「とにかくやってみよう」です。あとの日常業務はチームワークで必ずこな
せるはずですから。