ACPの概念は、既に20世紀後半に米国で誕生していました。国民の権利意識の強い米国では、意思表示が
難しくなる前に、医療行為に関する自分の意思を伝える「事前指示(AD)」という制度が生まれ、それとセ
ットになる「生前に示す意思」そのものを「リビングウィル」と言うようになりました。当社のグループホ
ームの名前もここからきています。
その後、ケアも含めて、治療・ケアのプロセス全体を確認するための話し合い、ACP(Advance Care
Planning)という概念が生まれ、日本でも注目されてきています。厚労省がつけた愛称が「人生会議」です
。その一方、ACPは実際の現場ではまだほとんど浸透しておらず、今後取り入れる方針もないと思っている
ところがほとんどだというデータもあります。なぜでしょう。日本人の文化、死生観からしても、やはり死
というのは「ふれてはいけないこと」という意識が強いのではないでしょうか
難しくなる前に、医療行為に関する自分の意思を伝える「事前指示(AD)」という制度が生まれ、それとセ
ットになる「生前に示す意思」そのものを「リビングウィル」と言うようになりました。当社のグループホ
ームの名前もここからきています。
その後、ケアも含めて、治療・ケアのプロセス全体を確認するための話し合い、ACP(Advance Care
Planning)という概念が生まれ、日本でも注目されてきています。厚労省がつけた愛称が「人生会議」です
。その一方、ACPは実際の現場ではまだほとんど浸透しておらず、今後取り入れる方針もないと思っている
ところがほとんどだというデータもあります。なぜでしょう。日本人の文化、死生観からしても、やはり死
というのは「ふれてはいけないこと」という意識が強いのではないでしょうか
